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ポモナコーモレーション
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レースで勝つことを至上命題とされて開発されたFORDの切り札
当時、マッスルカー全盛期。車の優秀さはなにをおいてもレースでの結果で競われていた。

フォードによって、打倒シボレーを至上命題とし、改良に改良を重ねて作られたエンジンは、ロッカーシャフトをなくし、ロッカーそのものをセンターに配置。オイルポンプはローブタイプ。エンジンヘッドのボルトもわずか10本と少なくし、そのかわり一本一本を太くするなど、勝つための設計を施された。 その結果、Boss302レースエンジンは勝ち続けたのである。

このマスタングBOSS302は、1969年から2年間の限定販売で、1628台しか製造されていない。しかも、もともとレース用に開発された車だけに、その多くがレースでつぶされてしまっている。

当時開発の責任者であった"バンキー”ことシーモン・クヌッセン氏はレースカーのイメージをそのまま反映した市販グレードの車を計画した。その結果世に出されたのがこのマスタングなのだ。
そのデザインは、コルベットスティングレーのデザインで成功を収めた日系人のラリー・シノダ氏で、アグレッシブなマッスルスタイルはさすがだ。
BOSS302は、当時人気のマスタングマック1をベースに作られたのではなく、スタンダードのファーストバックベースに製作された。 インテリアはデラックスさはなく、いたってシンプル。まさにマッスルに徹したレースカーの市販版なのである。

ライバル車は、ダッジではチャレンジャー。シボレーカマロ、コルベット。ポンティアックではトランザムなどが挙げられる。

この写真の車両は、ポモナカンパニー代表の伊藤が自分の愛車として長く所有していたコレクションである。今回、在庫処分で泣く泣く手放す事を決意した1台だったが、このコラムを書いている間に売れてしまった。
興味のある人は、ポモナカンパニーに買付け依頼で、相談されるといいだろう。
この迫力のヒップラインも、力に徹したイメージを体現している。デザインを担当したラリー・シノダ氏のコルベットのデザインを想うと、この車はいかに「マッスル」を表現しようとしていたのかが伝わってくる。現代でも色あせないかっこよさは抜群だ。
  改良に改良を重ねた、レースで勝つために生み出されたエンジン。燃焼室は半球内燃室となり、吸排気バルブはサイズも拡大された。レースでの勝利はマスタングファンも増加させた。   パネル周りも徹底してストイックにまとめられている。ゴージャスさや装飾も最低限だ。それだけに、この車の戦闘性が強調されている。マッスルカーファンにはそれがなおさらたまらない。

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